サントリー株式会社(以下、同社)の「メーカーズマーク 」は、サミュエルズ家6代目のビルとその妻マージーが、夫婦二人三脚でつくったクラフトウイスキーです。 「いいウイスキーは機械まかせではなく人の手で丁寧につくるもの」という信念があり、シンボルである赤い封ろうの蝋づけも職人が1本1本手作業で行っている点が特徴です。 今回はメーカーズマークのブランドロイヤリティを高めるプロモーション事例をご紹介します。
メーカーズマークは「大切な人との繋がりに寄り添う、心温まるウイスキー」というブランドコンセプトから、「誕生日や記念日用のオリジナルラベルシール」が当たるラベルキャンペーンなどを行っていました。
このようなプレゼントキャンペーンだけでなく、コンセプトをより深く体験・理解してもらう機会を通してブランドロイヤリティを高めたい、ファンに対して感謝を伝えたいという課題をお持ちでした。
そんな時、同メーカー別ブランド「碧 Ao」の蔦屋書店でのイベントをきっかけに、本商品でも企画が実現できるのでは、と弊社にご相談をいただきました。
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弊社からは上記課題に対し、ブランドロイヤリティ強化に繋げるための企画をご提案。企画のコンセプト設計から、蔦屋書店での展開内容の詳細まで一貫して担当しました。
今回は、メーカーズマークと食材・お酒・体験のペアリングを実現し、大切な人とのふたりの繋がりを感じていただく「ふたりの”繋がり”を味わう Pairing TIME」をテーマに代官山 蔦屋書店でディナーイベントと店頭展示施策を実施しました。
ディナーイベントは主に既存ファンに向けて、代官山 蔦屋書店にある「Anjin 」にて以下のコンテンツを実施しました。
▲ディナーイベントの様子
メーカーズマークとのペアリングを楽しめる料理をイタリアンレストラン「LIFE」の相場正一郎シェフと、「MAISON GIVRÉE」の江森宏之シェフにご依頼しました。
ふたりの時間を楽しんでいただけるよう、仲良く取り分けられる盛り付けもポイントです。また、ドリンクはメーカーズマークの水割り、ストレート、ロック、ハイボールのほかに、メーカーズマークを使用した2種類のカクテルも楽しんでいただけるようご用意しました。
▲封ろう体験の様子
こちらはメーカーズマークのシンボルである赤い封ろうをパートナーと協力してディッピングする体験で、世界にひとつだけのメーカーズマークを持ち帰っていただけます。
さらに、ファンへの日頃の感謝も込めて参加されたおふたりのお名前を印字したオリジナルラベルをサプライズでプレゼントしました。
また、こちらのイベント施策の告知は過去にラベルキャンペーンに参加された既存ファンへのメールマガジン配信だけでなく、既存ファン以外にもメーカーズマークの取り組みを認知してもらうため代官山 蔦屋書店のSNSやデジタル広告でも配信しました。
2日間のイベントで定員20組(40名)のところ1,500名以上の応募がありました。
「夫婦の記念日のため参加したい」「妻への普段言えない感謝を伝えたい」という理由でお申込みされた方も多くいらっしゃいました。
メーカーズマークを飲んだことがないエントリーユーザー向け施策として、コンセプトを伝えつつ販売もできる店頭展示に加えてコースター配布、グラスプレゼントの販促キャンペーンを行いました。
▲実際の店頭展示風景と配布していたコースター
代官山 蔦屋書店を訪れる感度の高い方々に「ブランドの世界観を知っていただくきっかけ」になるよう展示販売施策では蔦屋書店コンシェルジュが「ふたりの時間に寄り添う」をテーマに、メーカーズマークのウイスキーとともに展示するカトラリーや器、グラスなどを選定。
展示の一環として表面には数字、裏面にメーカーズマークのコンセプトが記載された特別デザインのコースターをご用意。ふたりの記念日の数字を選んでお持ち帰りいただくことで、エントリーユーザーにも楽しんでいただきながらコンセプトを伝えることができました。
さらに、販促キャンペーンとしてメーカーズマークご購入者にペアグラスのプレゼントを行いました。
会社紹介資料は
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