catch-img

【2025年最新】スーパードライと金麦が上位!人気の違いとは?ビール類の総合ランキングを年齢別にデータ分析


こんにちは、CCCMKホールディングスの加藤です。

一口に「ビール」と言っても、「発泡酒」「新ジャンル」「低アルコールビール」などさまざまな種類があります。今回は、Vポイント会員の購買データをもとに、20~69歳を対象にビール類の1歳刻みランキングを分析しました。

ランキング上位だったアサヒビール「スーパードライ」とサントリー「金麦」 の比較や、年齢による嗜好の変化が明らかになりました。

記事のもとになっている資料とデータは無料でダウンロードいただけますので、ビール類の購買傾向をぜひご覧ください。

目次[非表示]

  1. 1.今回使用するデータの概要
  2. 2.年齢別 ビール総合ランキングTOP30
  3. 3.「晴れ風・生ジョッキ缶・ドライクリスタル」今の人気は?
  4. 4.糖質0の「スタイルフリー」は圧倒的女性支持
  5. 5.ビール類市場を購買データから読み解く


今回使用するデータの概要

今回使用するデータの抽出定義は、以下です。

期間:2024年7月1日~2025年6月30日
抽出元:多種多様なVポイント提携先の購買データ
対象者:全国・20~69歳の男女(満年齢基準日:2025年4月1日)

年齢別 ビール総合ランキングTOP30

まずは男女総合ランキングTOP30を見ていきます。

総合ランキングで第1位に輝いたのは、アサヒビール「スーパードライ」でした。シャープなキレ味と確立されたブランド力により、幅広い世代から高い支持を集めています。

さらに、年齢層ごとのランキングを見ていくと興味深い傾向が浮かび上がりました。
まず、20~41歳と68~69歳では「スーパードライ」が1位にランクインしました。若年層とシニア層という対照的な世代が同じブランドをトップに選んでいることから、どの世代からも選ばれる「王道の定番」になっていそうです。

一方で、42~67歳のランキングではサントリー「金麦」が1位を獲得しています。この商品は発泡酒・新ジャンルに分類されるため、価格や飲みやすさを重視するミドル世代のニーズを反映した結果と考えられます。

総合ランキングの2位にはサントリー「金麦」、3位にはアサヒビール「スタイルフリー」がランクインしました。特に「スタイルフリー」は糖質ゼロで健康志向に応えつつ、しっかりとした飲みごたえを提供する商品で、日常的な晩酌需要にマッチしています。

この結果からも、ビール類市場では「価格」や「飲みやすさ」「飲みごたえ」などが大きなカギとなっていそうです。

「晴れ風・生ジョッキ缶・ドライクリスタル」今の人気は?

発売当初に大きな話題を呼んだ麒麟麦酒「晴れ風」、アサヒビール「スーパードライ 生ジョッキ缶」、アサヒビール「スーパードライ ドライクリスタル」の3商品について見ていきます。

麒麟麦酒「晴れ風」は総合ランキングで11位にランクイン。全体的に女性人気が高く、華やかな香りと飲みやすさが、女性から支持されていると考えられます。

アサヒビール「スーパードライ 生ジョッキ缶」は、総合ランキング18位にランクイン。発売当初の“泡が立つ”体験が注目を集めましたが、現在では20代前半と60代後半での人気が目立ちます。味わいというよりは「体験」価値が支持されており、やや女性人気が高い傾向も見られます。

アサヒビール「スーパードライ ドライクリスタル」は総合ランキング19位にランクイン。特徴的なのは20〜40代男性からの支持です。アルコール度数が低めに設計されているため、「翌日に影響を残さずに楽しみたい」「趣味をしながら気軽に飲みたい」といったライフスタイルに合致しているとみられます。

発売当初に話題となった商品は、時間の経過とともにターゲット層が明確になってきているようですね。

糖質0の「スタイルフリー」は圧倒的女性支持

総合ランキング3位に入ったアサヒビール「スタイルフリー」は、性別ごとのランキングで見ると男性7位、女性3位と、女性の支持が際立っています。糖質を抑えつつビールらしい爽快感を楽しめる点が、健康志向を意識する層にしっかりと響いていると考えられます。

特に女性の間では、カロリーは気になるが「ビールを飲みたい」というニーズが高く、糖質ゼロという特徴は大きな安心材料になっていそうです。

また、近年の「我慢せずに楽しみながら健康を意識する」ライフスタイルの広がりも、この人気を後押ししているのかもしれません。


ビール類市場を購買データから読み解く

ビール類1歳刻みランキングを分析してみるとこのような発見がありました。

・総合ランキング1位はアサヒビール「スーパードライ」だが、年齢によってはサントリー「金麦」が1位になることもあり、年齢層による嗜好の違いが表れた
・麒麟麦酒「晴れ風」は20代男性に人気を集めつつも、全体では女性の支持が高い傾向
・アサヒビール「スーパードライ 生ジョッキ缶」は“体験価値”が評価され、特に20代前半や60代後半から支持を得ている
・アサヒビール「スーパードライ ドライクリスタル」は低アルコール×男性20〜40代というニッチなニーズにマッチしている
・糖質0の「スタイルフリー」は女性人気が高く、健康志向と満足感の両立を求める層に刺さっていると考えられる

このように、購買データや属性データを掛け合わせた分析は、CCCMKホールディングスが約1.3億人(有効ID数)の属性・購買データをシングルIDで管理しているからこそできることです。

年齢・性別ごとに異なる嗜好や価値観を捉えることが、商品の訴求・プロモーション設計において重要となります。

V会員の購買データを活用した分析については、媒体資料をご覧ください。
分析の媒体資料をダウンロードする

無料でダウンロードできるTableauダッシュボードでは、ご紹介していないビール類のランキングもご覧いただけます。

ビール類市場の分析に役立つデータなので、ぜひダウンロードください!

ビール類の1歳刻みランキングをダウンロードする


■こんな方にオススメ!
・アルコール飲料マーケティングご担当者さま
・購買データを使ってプロモーションを行いたい方
・顧客の状態に合わせたアプローチ施策をしたい方

本記事を引用・転載をご希望の方は、事前にお問い合わせよりご連絡ください。

加藤 美帆|マーケティングチーム
加藤 美帆|マーケティングチーム
データの面白さを活用して 課題解決のヒントにつながるコンテンツをお届けしてまいります!

その他のコラム

人気記事ランキング

カテゴリー

ページトップへ戻る