目に見える変化を実感!
生活者ニーズのデータをもとに行った新たなマーケティング施策とは?

オタフクソース株式会社
執行役員 営業本部 副本部長 佐々木 健一郎氏

目的


社内マーケティング部において施策や商品企画のノウハウの平準化・進化に課題を感じていた。

施策


データ分析を通じて、生活者のニーズを起点に、商品開発・販促といったマーケティングを行う。 組織への浸透のため、データ活用のポイントや企画への落とし込みなど、よりそい型の支援を実行。

効果


生活者のニーズを起点に、新商品開発など、新しい挑戦を自社で推進することができた。 メンバーのアクションから、商品企画のノウハウの平準化について、一定の効果が得られた。



お取り組みの概要

2021年10月~2024年9月の3年間、CCCMKの持つ多様な生活者データを事業に活用するプロジェクト(以下、当PJ)をオタフクソース株式会社のマーケティング部のみなさまと実施しました。

不慣れなデータに向き合い、新しいチャレンジを果敢に実行された背景や現在の視座について、当PJ発足のきっかけを作り、当時マーケティング部の部長として牽引された佐々木健一郎氏にインタビューをしました。

また、当PJで現場のメンバーが得たこと・効果を事前に聴取し、メンバーの声も踏まえながらご自身の視点と共にお話しいただきました。

PJ取り組み前に抱えていた課題意識とは?

(佐々木 健一郎氏)食品メーカーとして、商品に関する知識・販促のノウハウは営業経験を通じて肌感を持っていますが、人口変動・コロナなど生活者ニーズの変化が著しい市場環境下で、マーケティングや商品企画のノウハウの平準化・進化が課題でした。部署の異動もある中で、マーケティング部に所属するすべての社員が自信を持って事業に向き合える土台づくりの大切さを感じておりました。

実際に事業の役に立ったデータ、支援内容

(CCCMK)当PJご参加のみなさまからは、6つのコンテンツが役に立ったと高い評価をいただきました。(表1参照)
データについての当PJの取り組み前の課題感や施策の結果についての所感はいかがでしたか?

▼表1


(佐々木 健一郎氏)取り組み前は、自社の持つ出荷データ・外部から購入したPOSデータを活用しておりましたが、売れた結果しか把握できず、生活者のライフスタイルの変化や自社顧客のインサイトの変化を捉え切れないという課題もありました。

また、定期的にアンケートも実施していますが、特定カテゴリーについての調査になるため、生活者の変化を察知するには情報不足でした。限られた予算で、気軽に購入データを増やせず、生活者のニーズを想起できるデータを社員自らが活用し、マーケティングを実行できる状態を目指すトライをしたいと考えておりました。そんな中、CCCMKさんを紹介してもらい当PJ発足に至りました。

施策結果を見ると、現場のメンバーが目指していたトライを実行してくれたことがわかり、安心しました。


(佐々木 健一郎氏)当PJの参加メンバーにおいて、社内会議での説明や企画を検討する際の視点は、明らかに変化してきたと感じております。以前はコンビニエンスストア担当を筆頭に、足を使い多数ある競合を視察し、Web上でデータを探し資料化する時間のかかる作業をしておりました。

当PJでマーケティングのフローを知り、生活者のデータやそのデータの読み解き、競合事例の紹介などを通じて、担当者はマーケティングに必要な検討ポイントを考え、実戦することができました。主力商品のリニューアル~新商品の開発~販売戦略まで、さまざまなポイントで企画の壁打ちを繰り返し、メンバーの視野が広がったと捉えています。

(CCCMK)他にもメンバーの方からは、営業担当がクライアントに紹介できるように、データ・導かれる仮説をいかにシンプルに表現するかといったお問合せもいただきました。

(佐々木健一郎氏)営業現場で使ってもらえるために、四苦八苦することも大きな経験になったと思います。

リアルな顧客体験提案

(CCCMK) CCCの新規事業クリエーション本部から提案させていただいた什器をご活用くださりありがとうございました。実際のお客さまの反響はいかがでしたか?

▼組み立てられるサスティナブル什器
棚に商品を陳列し、動画を設置するなど、自社の世界観を訴求できる組み立て式の什器です。
 


(佐々木健一郎氏)コロナでここ数年はリアルイベントの開催を抑えてきた中、外出ニーズも回復したので挑戦しましたが好評でした。実施店の事例として、子連れのファミリー層など、多くのお客様が集まり長蛇の列ができるほどでした。日曜日の喫食数は4桁、ソース・プレミックスも売数は3桁と、結果の数字にも表れました。

(CCCMK)東日本は西日本に比べて、お好み焼きの日常での浸透度は低いと思いますが、今回のポップアップイベントの好評は予想外でしたか?

(佐々木健一郎氏)いえいえ、そんなことはありません。コロナ前は屋台を展開し、行列を作ることはよくありました。しかしながら、今回はあらためてリアルイベントの大切さを再認識しました。なんでこんなに美味しく焼けるかといったお客さまからの質問も対面販売ならではですよね。東日本は確かに日常での浸透度は低いですが、お好み焼きの味を好きな人は多いと思っております。
普段の食事の選択肢に入ってないだけで、ちょっと背中を押せるきっかけや美味しかった体験があれば、もっと身近なメニューになってもらえると感じました。

(CCCMK)オタフクソースらしい世界観、体験の提案がキーになっていきそうですね。

(佐々木健一郎氏)当PJのスタート時では、野菜がここまで高騰するとは予想もつきませんでした。当たり前のようにキャベツを使っているお好み焼きですが、裏話をすると鍋や茹で調理だと流れてしまうキャベツのビタミンCも粉でコーティングして焼くお好み焼きは流れにくく、キャベツのビタミンCの摂取にもよかったりします。ジャンクなイメ―ジが強いお好み焼きですが、そんな裏話や美味しさの秘訣も含め、お客様にリアルに体験してもらう大切さを踏まえて、これからの成功体験をつみあげてきたいと思っております。
 

おわりに

生活者ニーズをデータでとらえ、マーケティング施策で活かすことの大切さを認識していただけました。

CCCMKホールディングスでは約1.3億人(有効ID数)の属性・購買データをもとに、顧客理解や戦略設計、プロモーション施策など各社のお悩み解決をサポートします。

小さなお悩みでも構いませんので、まずはお気軽にご相談ください!

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