
高級ウイスキー購買者は健康意識が高い?ウイスキー購買者分析!
こんにちは、CCCMKホールディングスの加藤美帆です。
原産国や価格帯がさまざまなウイスキー。銘柄や価格帯で購買者層にはどのような違いがあるのでしょうか?今回はウイスキー購買者について、価格帯や銘柄ごとにどのような違いがあるのかを分析しました。
記事のもとになっている資料とデータは無料でダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください。
■こんな方にオススメ!
・アルコール飲料マーケティングご担当者さま
・食品、飲料の購買データを使ってプロモーションを行いたい方
・顧客の状態に合わせたアプローチ施策をしたい方
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今回のデータについて
今回使用するデータの抽出定義は以下です。
期間: 2023年4月1日~2025年3月31日
抽出元:多種多様なVポイント提携先の購買
対象者:全国・20~89歳の男女(2025年4月1日時点)
高級ウイスキー購買者vsウイスキー購買者
まず初めに価格による購買者の違いを見るために、高級ウイスキーとウイスキー購買者全体を比較しました。
高級ウイスキーの定義は700ml換算で3000円以上 のものとしています。
高級ウイスキーを手に取る人たちは、30~40代の男性で、既婚ながら子どもがいない層が多く見られます。平均収入も高く、投資や資産運用などの“財テク”にも関心が強いのが特徴です。
また、衣類で有名ブランド好き(+1.8pt)、食でプレミアム商品好き(+2.0pt)と衣類や食でのこだわりも強く、プレミアム志向な方が多そうです。
また筋トレに興味(+2.0pt)があるので、美意識や健康意識が高い方も多いのかもしれません。
シーバスリーガル12年vsサントリーウイスキー 角瓶
前段では高級ウイスキー購買者の特徴が見えてきました。
より内容を深堀るために、プレミアラインのペルノ・リカール・ジャパン「シーバスリーガル12年」と大衆ラインのサントリー「サントリーウイスキー 角瓶」を比較して購買者の特徴を見ていきます。
シーバスリーガル12年の購買者は、お酒が趣味という人が多く、飲酒頻度は「ほぼ毎日」です。男性中心ながら、40代〜60代と幅広い年代がカバーされています。未婚で子どもがいない層が多いです。
衣:有名ブランド好き(+1.2pt)、食:繫華街好き(+2.2pt)と食やブランドにお金を惜しまない方、繁華街でのひとりご飯が好きな方が多いようです。健康:ウォーキング好き(+2.1pt)と健康意識も高く、ジムやウォーキングなどアクティブな生活を送っているようです。
一方、サントリー角瓶の購買者は、既婚で子育て中の男女、特に40代〜50代の男性と、30代後半〜50代前半の女性が多いです。食:節約好き(+2.6pt)などから節約志向や自炊派が目立ちます。飲酒頻度も控えめで、タバコも吸わないなど、家族や健康を意識した堅実な生活スタイルもうかがえました。
約1.3億人の購買・行動データで購買者分析を!
ウイスキー購買者を分析してみるとこのような発見がありました。
・高級ウイスキー購買者は、ブランドや高級品を好むプレミアム志向
・シーバスリーガル12年購買者は、一人時間が好きなお酒好き健康意識高め層
・サントリー角瓶購買者は、節約好きで、家族時間が大切なたまにお酒飲む層
このように、購買データや属性データを掛け合わせた分析は、CCCMKホールディングスが約1.3億人(有効ID数)の属性・購買データをシングルIDで管理しているからこそできることです。
無料でダウンロードできるTableauダッシュボードでは、ジムビームやシングルモルト白州などの分析もご覧いただけます。ぜひダウンロードください!
■こんな方にオススメ!
・アルコール飲料マーケティングご担当者さま
・飲料の購買データを使ってプロモーションを行いたい方
・顧客の状態に合わせたアプローチ施策をしたい方
※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
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